寂光院 焼けてたのね

開基はともかく、平家物語の後白河上皇大原行幸で有名な寂光院。 高野文子がキャラクターデザインした最近のアニメ作品の平家物語でも最終回に出ていました。 高野風徳子様は良い感じでした。 

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三千院を見た後はジムニーからPGJはダホンの20インチ、XYLは先日O/HしたMuddy Foxをおろしてキコキコと寂光院へ。 

ハイビジベストは必携です。

クロモリフレームで重いとは言え、まともなMTBは乗りやすいらしく、坂道をスイスイ登っていくXYL。 いくらアルミで軽量でもよじれまくる小径折りたたみ自転車のPGJはヒーヒー言いながら坂道を登っていました。 やはり折りたたみ自転車は非常用の足でしか無いと思い知ったね。

さて、寂光院。

ご老女がタクシーの運転手さんに手を引かれて登っていました。

老人は歩くだけで立派だ。とXYLと感心しながら私らも境内へ。

本堂手前の庭
小さなお堂なので入れ替え式。 
ここで履き替えるので どうしても入れ替え式
傷んでないと思ったら

なんとまぁ。 寂光院は放火で御本尊ごと全焼したのだそうです。 PGJたちはその頃ZLに住んで居たので知りませんでした。 放火犯はついに捕まらず時効を迎えたそうで、実に遺憾至極。 

焼けてしまったお堂も安土桃山時代の建築なので、建礼門院と後白河法王の生きていた時代の建物ではないですが。 ともあれ、

二人が見たであろうという小松も生えていたそうですが、これまた火事で枯死。

とはいえ、良いお庭とお堂です。 造立当時(鎌倉時代)に再現された御本尊も良い感じですし。

本堂から参道方向
本堂前から庭を見下ろす
建礼門院が三十代で亡くなるまで住んでいた庵の跡
庵跡前の紅葉

寂光院の裏手に建礼門院の墓があります。 明治以降の天皇家関連陵墓の扱いを受けたので、このようにすごいことに。 一応国母様ですし。

鉄扉の向こうの小さな五輪塔がそれ

「気の毒な一生だねぇ」とXYLと拝んできました。

陵墓への参道も紅葉の盛りでした

私らが行った翌日、京都地方は強風を伴う雨で、名残の紅葉は皆散ったそうです。

わうさまをホテルに置き去りにした祟か?

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